バチカン市国
起床してすぐ、フィレンツェからローマ方面に移動するためバスに乗りました。
この旅行中最も長かったバス移動で、1度お土産屋さんでトイレ休憩をとり、通算4時間くらいかかりました。
道の両脇には葡萄畑や牧場があり、その牧場には羊が寝そべっています。
何もないところは、ひたすら緑の芝生が続いています。
冬なのに緑の芝生というのが日本では考えられません。
ヨーロッパなんだな~と思いながら見ていました。
お昼過ぎにようやくローマに到着しました。
さすが首都だけあって活気があり、路上には野菜売りの屋台がいっぱい、お客さんもいっぱい。
道は大渋滞でした。
昼食は、本場のピザを頂きました。
薄い生地にトマトソースがかかって、半熟卵のトッピングあり。
そろそろ連日のパスタ・トマト・チーズが辛くなってきていたのですが、おいしくて全部食べてしまいました。
まず向かったのは、ローマ市内にある小国バチカン市国です。
これは世界遺産のサン・ピエトロ寺院です。
屋根の上には彫像がたくさん並んでいました。
こっちにもたくさん。
彫像は、目に入ったのを数えたら146体でした。
さて、いよいよ中に入ります。
写真の中央下にあるのが祭壇です。
祭壇の上には大きな天窓があり、柔らかな光が差し込んできます。
効率的に採光しているので、照明をつけなくてもとても明るいのです。
壁と天井のモザイクの細かさには言葉も出ません。
そしてこの豪華さ。
至る所に絵が飾ってあります。
中でも気に入ったものを1枚。
彫刻もありました。
そしてこれが、ミケランジェロ作ピエタ像。
体のバランスや人物の表情が美しく表現されていて、もうため息しか出ません。
世界史で習って資料集で見ていたのでなんとなく知ってはいたのですが、写真と現物とでは大違いでした。
こんなものもありました。
イエス誕生の瞬間を再現した模型だそうです。
綺麗な模型でしたが、ちょっとリアル感に欠けているというかファンタジーすぎるというか、おもちゃっぽいなと思ったのを覚えています。
ここを出る頃には日が傾いていました。
もうねぇ。
すばらしいね。
もう来ることはないかもしれないけど、それでも一生に一度でも見ることができてよかったと思います。
堪能しました。
帰りがけ、振り返って見納めに。
ローマのコロセウム
バチカン市国を出て、次はローマのコロセウムに向かいました。
遠目からでも分かる圧倒的な存在感です。
近づくともっとすごい。
思い切り見上げています。
装飾も凝っていておしゃれです。
ところで、コロセウムは本来4階建てです。
それなのになぜ、2階までしかない部分があるのか?
↓下図参照↓
劣化により崩れたわけではありません。
15世紀頃にサンピエトロ寺院を建立する際、コロセウムに使われていた石を剥がしてそれを材料の一部にしたそうです。
壁面の大理石を削り、貴賓席のいい材料も削り取り、そして残ったのは建物の残骸。
それが現在のコロセウムだとか。
当時は、歴史的建造物などという概念はなかったのでしょう。
これは、東ローマ帝国コンスタンティヌス帝の凱旋門です。
ここで、ツアー客みんなで集合写真を撮ったのです。
2500円くらいだったので高いなと思って買わなかったのですが、その日の夜からもう大後悔。
すごくいい思い出の品になったのになあ。
この旅行で後悔していることのひとつです。
ローマの空。
ローマ市内
この日は予定が盛りだくさんでした。
もう薄暗くなってきているのですが、トレビの泉に向かいました。
待ち時間にアイスを食べました。
寒かったのに、やめとけばよかった。
そして到着。
映画で見た通り、コインを投げました。
なんて素敵。
大混雑です。
路地に入ると一気に人気がなくなります。
ただの建物なのに、絵になる。
ここから先は、ナイトモードで撮ったのでブレがひどいです。
スペイン広場です。
ローマなのにスペイン。
ローマの休日に出てくる階段です。
階段で撮影。
船の形をした噴水と街並みです。
青白いイルミネーションが、派手すぎず地味すぎず良い感じでした。
夕食は、スペイン広場の階段を上がってちょっと歩いたところにあるレストランに行きました。
お肉料理でした。
昔の結婚式場によくあった長いテーブルにみんなで座って食べました。