フィレンツェ
ミケランジェロ広場とフィレンツェ市内
この日は大きな移動はなく、フィレンツェ周辺を見て回りました。
朝起きてまず行ったのは、ミケランジェロ広場です。
小高い丘の上にあるので、広場からフィレンツェの町を一望できます。
川にかかっているのはベッキオ橋です。
ダビデ像の前で撮ってもらいました。
この像はフィレンツェ市内に3体あるそうです。
右側にある丸い屋根の建物がドゥオモで、左の塔はベッキオ宮殿です。
ひとしきり景色を眺めて下山し、サンタ・クローチェ広場を歩きました。
鳩がいっぱいいます。
ベネチアの建物がピンクや水色でカラフルだったのに対し、ここはクリーム色で統一されています。
振り向けばサンタ・クローチェ教会。
この教会は赤白緑でぱっと目を引きます。
この色使いを際立たせるために他の建物がクリーム色で揃えてあるのかと思うくらい、街全体の色合いがよくまとまっていました。
途中で革製品のお店に入り、お土産を物色しました。
お財布やかばんなど色々並んでいます。
イタリアで流行中なのかお土産品の定番なのか、銀色で1cm角のサイコロ状のビーズを連ねたアクセサリーもありました。
ビーズにはそれぞれアルファベットが刻まれていて、好きな単語になるようにビーズを選んで順番どおり並べられます。
日常のアクセサリーにはちょっとどうかなという感じですが、記念品としてはよさそうです。
遠くから見てもきれいな街でしたが中に入るとまた素敵でした。
散策中、ふと横を見ると、街中なのに馬がいて衝撃を受けました。
細長い建物は、ジョットの鐘楼です。
その左横に並んでいるのがフィレンツェ大聖堂。
後ろに見えている茶色い屋根は、ミケランジェロ広場から見えたドゥオモ。
手前左の建物は洗礼堂。
違う角度から。
ベッキオ橋からの眺めです。
いちいち感動していたら心がもたないくらい、どの場所もきれいでした。
昼食はこぢんまりしたレストランに入り、トマトスパゲティとオリーブのサラダを食べました。
この食事で同席したのが同じツアーに参加していた一人旅の女性だったのですが、かなり旅慣れている様子で「お米が食べたくなった時のために携帯用ガスコンロやら和食のレトルトやら持ってきている」とのことでした。
確かに、そろそろお米が恋しくなってきたかも。
ピサの斜塔
午後になり、バスでピサの斜塔に向かいました。
バスからの眺め。
到着すると、敷地内には露天のお土産屋さんが並んでいました。
そしてお目当ての塔はというと、予想以上に傾いていました。
年々傾きが酷くなっていて、補修工事が大変だとか。
そもそもどうしてこんなに傾いているのかをガイドさんが説明してくれました。
最初はちゃんとした塔を造るつもりで設計していたそうですが、地盤沈下か何かで土台から傾いてしまい、それに気づいたのはもう工事もかなり進んだ頃だったので「まあいいか」とそのまま造り続けてこんな塔になったということです。
本当でしょうか。
イタリア人おそるべし。
近くで見ると、また一段と傾いています。
斜塔のそばにある教会で、神父さんの歌を聞きました。
歌というか、ドーム内に自分の声を響かせて和音を作っていくもので、歌詞はないものでした。
教会というと質素なイメージだったのですが、この旅行で入ったイタリアの教会はどこもびっくりするほど豪華でした。
贅を尽くして建てられたのでしょう。
天井画も細かく細かく描き込まれていました。
その後
再びバスに乗ってフィレンツェ市内に戻りました。
バスはけっこう混んでいて、立ち乗りでした。
夕食の集合時刻までに少し間があったので、若い人向けのお店に入りました。
最新流行の靴や服やバッグなど色々あり、鏡の前で服を当ててみたのですが、鏡の端に映る店員さんと自分を見比べてスタイルの差に嫌になり結局買わなかったという残念な思い出があります。
でもスエードのピンクのバッグはかわいかったな。
買えばよかった。
夜はガイドさんお勧めのレストランで、クリームリゾット、骨付きステーキ、ぶどう、ケーキと盛りだくさんのメニューでした。
旅行中で1番おいしい夕食で大満足でした。