ミラノ
スフォルツァ城
朝7時に起床しました。
北の方だけあって、この時間でもまだ薄暗い感じです。
ツアー客みんなで朝食をとりました。
アメリカ式のホテルは朝食が豪華で、イタリア式は質素なんだそう。
この日はイタリア式でした。
メニューは忘れてしまいました。
朝8時にバスに乗り、いざミラノの中心地へ出発です。
ここで見学したのは、スフォルツァ城とドゥオモです。
まず行ったのはスフォルツァ城で、ここはお城兼要塞だそうです。
朝日を受けて輝くお城には、何とも言えない風格がありました。
お城内部の写真はあまり撮らなかったようで画像が少ないです。
この建物には、堀があって外敵の侵入を防ぐそうです。
無数に開いた外壁の穴から砲弾を打ち出したり、出入り口からは馬に乗ったまま内部の階段を駆け上がれたりする、らしい。
戦いを意識して作られた建物だということが分かります。
ドゥオモ
スフォルツァ城の興奮冷めやらぬまま、ドゥオモに向かいました。
ゴシック様式の尖塔が美しい教会です。
この建物の1階から屋上まで、階段で上りました。
幅70cmくらいの狭い階段を、1列になってひたすら上に向かって上る。
大変だった…
でもその分、屋上からの眺めは素晴らしく、ミラノの町が一望できました。
この後は、自由行動で昼食。
近くにあったスパゲティ屋さんに入りました。
メインは手長エビのトマトスパゲティです。
パスタの本場だけあって、とてもおいしかったです。
スパゲティの他には、グリーンサラダが出ました。
私はここでバルサミコ酢を初体験したのですが、梅干とも米酢とも違う、強烈なすっぱさ!
私は少し苦手でしたが、両親は旅行後1年間くらい大ハマリしていました。
ヴェローナ
バスでミラノからヴェローナへ
昼食後に集合して、今度はバスでヴェローナに向かいます。
左手にアルプス山脈を見ながら東へ東へ。
農場と廃屋と野原が点々とあるだけで、大きな建物はほとんどありません。
芝生なのか雑草なのか分からないけれど、どこの地面もきれいに手入れされて刈り揃えられていました。
あの広大な土地の草を整えているとしたらものすごく大変そうです。
もしかしたら、あれはああいう伸びない種類の草だったのかもしれません。
2時間ほど揺られ、少し日が傾きかけたころにヴェローナに到着しました。
ヴェローナは、ロミオとジュリエットの縁の地らしいです。
シェイクスピアの作品は、イタリアが舞台の戯曲というか小説が多いですね。
彼はイタリアに憧れていたんでしょうか。
ヴェローナの街を散策
バスを降りて、街中を歩きました。
途中公衆トイレがあったので入ったのですが、ここはお金が必要なトイレだったので、私は人生で初めて“お金を払ってトイレに入る”という体験をしました。
今(注:2007年当時)は秋葉原とかにもあるらしいですね。
今後は日本にも有料公衆トイレが増えるのでしょうか。
そういえば新宿でも見たような。
トイレを出てしばらく歩くと、ちょっぴりコロセウムに似ている気がする建物を発見しました。
古ぼけた建物が多いのに貧乏臭さは全くなく、むしろ優雅で落ち着いた感じです。
この三叉路を左に進み、ジュリエットの家に向かいます。
のみの市。
立派な時計塔がありました。
ジュリエットの屋敷
ロミオとジュリエットの舞台となったお屋敷です。
このお屋敷の中庭に、ジュリエットの金の像がありました。
その像の胸をさわるといいことが起こるというおまじないがあるそうで、ぜひ触りたかったのですが、大混雑だったので諦めました。
ところで上の写真の左上、屋根のM字型の部分。
これは、この当時強かった領主の頭文字らしいです。
Mだけではなく、コの字型の装飾が施されてる建物もありました。
戦いに勝って領主になると目につく建物の屋根部分を全て領主の頭文字に改造したそうで、だから領主の名前によって、M字屋根になったりコの字屋根になったり、ということらしいです。
どれだけ時間と費用がかかるんだろう。
豪快ですね。
バスに乗ってベネチアへ
薄暗くなってきたころ、再びバスに乗り込みました。
バスの停留所からの風景がとてもきれいでした。
この写真を見るたびに、昔読んださくらももこさんの本に「イタリアのこの景色をそのまま風呂敷に包んで持って帰りたいくらい私はここが気に入ってしまった」というようなことが書かれてあったのを思い出します(場所は違うのですが)。
バス移動でベネチアに向かいます。
もう道も真っ暗です。
夕食は、ベネチアのホテルで白ワインと魚料理でした。
同じツアーに参加していた、娘2人に母親の3人連れと一緒でした。
美○しんぼでは「魚に白ワインは合わない」と言っていましたが、問題なく美味しかったです。