バレンシアからグラナダへ
起きてさっそくバス移動です。
朝食はパン、ハム、カッテージチーズ、スペインオムレツでした。
バレンシアからグラナダまで511kmの旅です。

窓越しですが空がきれいです。

夫のメモより「今日の景色は比較的山がちな所なのか、でもやはり岩石質な感じである」。

夫のメモより「昔ながらの建物は、山の上に集まっているようだ」。

夫のメモより「教会があるようだ、それを囲んで街が形成」。

ボコッと突き出した岩のような山をよく見ました。

古い倉庫のような建物が見えます。

何かの畑のようです。

広大な土地です。

該当する写真がありませんでしたが、夫のメモ。
「家の所々には高木があって屋敷林のよう」
「オレンジの畑が続く」
「山肌に作られた段々畑」
「山を登る一般道で、意外と古い家は廃虚であるようだ」
「休憩。タパスうまい」
おいしくて何より。
昼食
グラナダの近くまで来ました。
雨が降っていたようで地面が濡れています。
日本より暖かいのか、冷たい雨という印象はありませんでした。

雨上がりは気持ちがいいです。

昼食のメインはソパ・デ・アホ=にんにくのスープです。
メニューは固いパン、ソパ・デ・アホ、ミックスベジタブル、白身魚、グラナダビールでした。
わざわざ「固いパン」とメモしてあったので、よほど固かったのでしょう。
このツアーでは昼食にアルコールがついてくることが多かったです。
至福ですね。

アルハンブラ宮殿を見学
アルハンブラ宮殿は、名前からもなんとなく想像がつく通りイスラム王朝の建築です。
ヨーロッパ感は薄いです。
入口の看板にもアラビア語のような文字が刻まれています。

宮殿と呼ばれていますが、住宅や教会も備えてあり、数千人が暮らしていたそうです(wikiより)。

小高い丘の上に造られた建物なので眺めがいいです。

噴水がきれいでした。

壁に囲まれた中庭です。
生垣のように植物で囲いを作り、中にはバラが植えてあります。
周囲には細い噴水がぐるりと設置され、水は堀に流れ込んでいます。

城下町を一望できます。

宮殿内でもイスラムの雰囲気が濃い場所とヨーロッパ風の場所がありました。
ここは個人的にヨーロッパ。

住宅地のようなところもありました。

石畳も植栽もよく手入れされていました。

猫がいました。

木の実もありました。

近づくとより迫力があります。

正門の装飾はまさに宮殿という感じでとても凝っています。

ここは内側というか中庭というか、丸い広場になっていました。

ここは何でしょうね。
レンガ造りです。

どんな人々が暮らしていたのでしょう。

1つの建物でも、レンガ造り、プレーンな壁、板チョコのようにボコボコした壁と外壁の表現はバラエティに富んでいます。

しっかりとした石垣です。

建設当時は窓ガラスははまっていなかったと思いますが、開けっ放しだったのでしょうか。
虫や鳥が入ってきそうですが、考えてみればディズニーのシンデレラや白雪姫もガラスのない窓から小動物が普通に出入りしているシーンがありましたから、昔はそれが当たり前だったのかもしれません。
大雨の日や真冬は窓を板でふさぐくらいのことはしていたのか、謎です。

城塞も備えていると聞きましたがこれがそうかもしれません。
この無骨な感じ。

天井と天井付近の壁です。
どこもかしこもいちいち細工がしてあります。
気が遠くなるほどの作業量だと思います。

中庭に面している部分です。

この茶色い板は何だか分かりませんがドアでしょうか。
丸い棒が錠になりそうな気がします。

ここの壁と窓はとても美しかったので今でも覚えています。
色付きの部分は塗ってあるのかタイルを貼ってあるのか見当もつきませんがきれいでした。

建物の形は全然違うのにタージマハルを感じます。

支えとしての柱はこんなにたくさんいらないはずですから飾り柱なのでしょうが、大理石でできているように見えました。
贅沢ですね。

この白い部分のデコボコな装飾は、当時見た時「骨の内部みたい」と思ったのですが今見てもそう思います。

レースのようにも見えます。
こんな繊細な彫り物がよく壊れずに残っていたものだと思います。

建物内の全てが飾り付けられています。

いい眺めです。
建物の壁と屋根の色が統一されています。

ここにも子どもが住んでいて学校に通ったりテレビを見たりしているのかと思うと不思議な気持ちになります。

だんだん暗くなってきました。

ここは何の建物なのか、かなり崩れています。

さようならアルハンブラ。

今日のホテル
室内にキッチンがありました。
滞在時間が短くて使うことはなかったのですが、ちょっとお湯がほしい時などコンロがあると助かります。

壁の色が濃くて高級感があります。

ユニットバスです。

ツインベッドでした。
真っ赤なカバーってあまり見かけませんが可愛くてよかったです。

リビングルームもありました。
ここが旅行中で1番豪華なホテルでした。

テレビもあったのでつけてみたらスペインの天気予報をやっていました。

夕食はバイキングでした。
羊の串焼き肉、フライドポテト、ポテトグラタン、トマト、サラダを食べました。
ジプシーのフラメンコを見学
夕食の後に、エジプトのジプシーが代々受け継いできたという伝統的なフラメンコの見学に行きました。
行く途中、昼間行ったアルハンブラ宮殿がライトアップされているのが遠くに見えました。

これはグラナダの街です。

フラメンコ会場の入り口です。

狭い室内の壁際にぎっしり椅子が並べられています。

部屋の飾り付けは食器や調理器具などキッチン用品です。

鍋やお玉が吊り下げられています。

始まるようです。

男女のペアが靴を鳴らして踊ります。

このフラメンコ見学、踊りは素敵だったのですが、疲れが溜まっている日の夕食後だったので、かなり騒がしかったにもかかわらず途中で眠くなってしまったのが残念です。
最後の方は寝るまいと目に力を入れて頑張っていました。