こんにちは、みやです。
今回ご紹介するのは2000年に発売された新SPSジェニーです。
初代SPSジェニーは17歳の旧ジェニーでしたが、新SPSジェニーは18ジェニーで登場しました。
2006年にTOTOCOでお迎えしました。
フェイスデザイン
色白な肌に落ち着いた表情で、18歳とは思えない大人っぽさです。
20代のきれいなお姉さんという印象です。
彩色はおおむねオーソドックスですが、リップの色はちょっと珍しいかもしれません。
旧ジェニーのオレンジ色よりはピンク寄りで、カントリージェニーのベージュピンクよりはずっと色が濃くて黄みが感じられます。
化粧品だったらアプリコットと表現されそうな色です。
それとチークの入れ方がオリジナルのマリーンと共通になっています。
頬ではなく、目の横、こめかみあたりにうっすら入っています。
ジェニーシリーズはこういう部分において芸が細かいと思います。
箱入り状態
ポリスリーブを巻いた箱越しのドールがとても好きです。
ナチュラルボディーが紹介されています。
ナチュラルボディーは扱いが難しかったです。
ボディー自体に弾力があるため、中に針金が入ってはいましたが、どんなにポーズをつけても時間が経つとゆるんでしまいます。
デフォルトの形が手足をダランと開いた状態なので、気をつけの形すら維持することはできません。
とは言えパッケージ表面の写真にあるように「うつぶせで背中を反らせて頬杖をつく」というようなポーズを取れるのは画期的でした。
ポーズ自体はアクションジェニーでも取れたと思いますが、個人的にアクションジェニーは関節が気になるので、見た目の美しさという意味でもナチュラルボディーは新鮮でした。
しかし結局ノーマルボディーに取って代わることはなく、数年で見なくなってしまいました。
ノーマルボディーは「見た目・扱いやすさ・機能」をバランスよく成立させているので、やはり強いです。
ジェニーどころか初代リカちゃんの時代から基本的に変わっていないボディーです。
ということで私はこの子のボディーを早々にノーマルボディーに変えてしまいました。
本体とお洋服
ナチュラルボディーの靴は大きいのでノーマルボディーにフィットする靴に替えてあります。
同じドールでもチークの入れ方でずいぶん変わるものですね。
目の横の赤みって、歌舞伎メイクに通じるところがあって色気を感じませんか?
落ち着いたヘアスタイルもよいです。
18ジェニーのバージョンでは、この子が1番好みです。
そしてあまり評判のよくないこの服ですが、私はわりと好きです。
縫製や完成度の点では確かにイマイチですが、デザインがこの18ジェニーによく合っていると思います。
美しいほほえみです。
製品情報
人形:新SPSジェニー
生産:タカラ国内工場
発売:2000年
定価:5,000円